転妻ころころ

転勤族妻ってどんなんなん?田舎暮らし転妻のブログ。

転勤族の夫と結婚して良かったこと大変だったこと

まだ転妻歴2年の新米ですが、2年の間に感じた良かったこと大変だったことを思いつくままに書いてみます。これから転勤族になるどなたかの参考にちょこっっっとでもなれたらうれしいです。

転勤族の妻になること

転妻になることはほとんど抵抗がありませんでした。だけど、地元を離れたことがなかった私はいろんな人に心配してもらったり励ましてもらったのを覚えてます。自分がのん気に構えてたもんだから「大変やねー」「がんばって!」なんて言われると、『えっなにそんなに大変なの!?』って思ってました。親だけは、なんにも言わなかったな。気負わないように気を遣ってくれたのかしら??(一応いいように考えてる。)

私自身は友だちにも転妻になるコはちらほらいたし、場所は違えど一緒に頑張ろうねって感じで明るく転妻デビューを果たしました。ちょうどその頃結婚ラッシュだったこともあって、やれ結婚式だ、やれ二次会だ幹事だ、またすぐ結婚式だ、そして自分の新生活の準備だー!!とバタバタしたお陰で、寂しさが紛れたように今となっては思います。

そんなふうに始まった転妻生活ですが、転妻ならではの体験がいろいろと待っていました。

仕事について

Good Things

結婚前の仕事に関しては未練がありませんでした。仕事つらかったから、正直、やっと辞めれる…という感じで。それでも職場のひとたちとのお別れは寂しく思いました。

もし仕事をまだまだしたいって思ってたら、転妻になるのはもっとハードルが高かったなって思います。ある意味ラッキー。これもご縁。笑

 Bad Things

引っ越してから仕事を探そうにもとにかく希望する仕事が見つかりません。田舎あるあるだと思うんですが、求人数がすごく少ない。職種も限られてるように感じました。引っ越す前に派遣登録して、土地が変わっても仕事探せるようにと思ったけど、自分の地域で絞り混み検索したら検索結果0件…ははは(;´Д`)

そんなわけでハローワークに通いました。またこれが遠い!!車で30分以上かかるとこまで行かなきゃいけませんでした。田舎は移動が大変だー

転勤族だと分かってて採用してくれるところなんてあるんやろうか。このことは伏せておくべきか。なんて悩みながらの就活でしたが、引っ越して2ヶ月、なんとか私を拾ってくれる職場に出会いました。
が、これがまた大変だった…f(^ー^;  というのも、今回は私は面接で転妻であることを話しました。「言わないこと≠うそをつくこと」だとは思うけど、なんか心苦しくなっちゃって。転妻と分かってて採用してくれるケースは、短期の見込みか、今がとにかく人手不足で困ってるか、そんなところなのかな。私を拾ってくれたところは、後者でした。そりゃ大変に決まってる。笑 正直に話すことが正解なのかは分かりませんが、きっとこれからも私は同じようにするんだろうなぁと思います( ̄▽ ̄;)

物件について

Bad Things

物件選びは重要ですよね。転勤先が遠ければ、見に行くだけでもひと苦労です。1日で見つかればいいですが、見つからなければまた次の週末に行くことに時間もお金もかかります。(お金は会社から何かしら補助や手当てがあることも。)
単身赴任の方なんかは、家を実際に見ずに資料だけで決めちゃうこともあるそうです。勇気あるな…。

今回の転勤、私たちは家がなかなか見つからなかった。もう夫の転勤先での着任日は決まってるのに、それまで時間がない!!土地勘もないからまずどこに不動産屋さんがあるのか探すだけでも苦労しました。(HPとかない不動産屋さんもあった。)

 一番大手っぽい不動産屋さんでは、ほぼ門前払いをくらいました。希望さえろくに聞いてもらえなくて、「今ないんです」の一点張り。「もし見つかったら連絡ほしい」って言ってるのに「だからないです」やって。ウケる。
こっちも必死だから、「見つかったらでいいので」と食い下がると、しぶしぶぺらっと紙出されて、連絡先記入して退散。冷たい町やと思いました。(たまたまそのひとがそうだっただけで町は関係ない。)

 続いて入った不動産屋さんは、個人でされてるところで話は親切に聞いてくれました。「ちょうど最近空いてたとこ決まってしまってねぇ〜」って言いながら、空きがでたら連絡するって言ってくれた。ありがたいー( ☆∀☆)
「メモするから待ってねぇ」と、絶対そこ2度と開けへんやろっていう、手帳のたまたま開けたページに、夫の携帯番号を書くおじさま。テキトーな町やと思いました。(たまたまそのひとがそうだっただけで町は関係ない。)
案の定、連絡が来ることはなかったです。笑

 最後に行ったのは、外観にかなりパンチあるとこでした。年季入りまくりで。
おそるおそる入ってみると、あらあら、きれいにしていらっしゃる。PCやらプリンタやらの設備は最新っぽい。パンチあるとか思ってごめんなさい。

ゆる〜いおじさま&おばさまが、必死の私たちの話をのんびり聞いてくれて、いろいろ紹介してくださいました。気になる物件があってここどう?って聞いたら「ここ近いよ〜車で10分15分くらいで行けるし職場にも近いよ」ってことでさっそく見に行きました。車に乗って余裕で30分以上たってからようやく着いたそのお家はちょっと満足しなくって(てゆーか遠いわ)、結局その日は物件が決まりませんでした。

 よそ者意識が強くて、『関わるひと=町の雰囲気』に感じた日でした。

※結局3件目のパンチあった不動産屋さんでお世話になりました♪

転勤のたびに物件探し、大変だなぁって思います。辞令が出てから着任までの限られた時間で探さなきゃいけないからドタバタです。都会ならこんなことないのかな??もし見つからなければしばらく夫だけホテル暮らしするところでした。もし子供がいたら、学区のこととかも気になるだろうしもっと慎重に探すことになると思います。今回はエイヤー!!と決めました。

Good Things

物件さえ決まれば、もう安心です。転勤のたびに新しい家に住み替えしていけるっていうのは嬉しいです。気分転換にもなるし、家具の配置考えるの楽しいし、エクステリアの傷みは気にならないし。(悪いやつ。わざと汚す訳じゃないですよ♡)数年のことだと思うと、多少の不満には目をつぶれます。あと家賃補助もありがたいですね♡てへっ♡(いつ家建てるのかという問題は先送り中)

環境について

Good Things

転勤で来たからこそ分かる土地の良さがあります。人があったかかったり、こんなきれいな景色があるんだと気づいたり。旅行先としてはチョイスしないかなぁと思うところも、住んでるからこそ行けたりします。まだ見たことないいろんな景色を見たいなぁってわくわくします。
今住んでるところは空気と星がほんとにきれい!!あと、「うちでとれた野菜やよ〜」っておすそわけいただくことも。地元じゃこんなのなかったなぁ。
あとね、ご近所付き合いにさほど悩まない。もし困りごとあっても、どうせ数年のことだって思えます。笑 マンション住民のことで本当に本当に困ったら、大家さんに泣きついてます。

Bad Things

転勤するたびにその土地に慣れる作業、というか時間が必要。土地勘がないことはやっぱりはじめのうちは大変です。安いスーパーがどこにあるかとか、治安はどうかとか、物件探しの段階で確認したいところ。夜はどんな雰囲気とか臭いとか音も大事
今住んでるところは幸い、治安と音はバッチリですが、近くに工場あること知らなくて、臭いに結構悩まされました。(近隣住民からの苦情で今は改善されました☆)夜は真っ暗で怖くて出歩けないけど、それはこの辺どこでもそう。笑
あと、病院探しはしっかりした方がいい。田舎は口コミも少なくていい病院がどこかわからなかったりするけど、すごく大事ですね。子どもがいたら尚更なのかな、と思います。何かあったときに駆けつける病院、歯医者さんは見つけとくと安心です。

家具・家電・収納について

Bad Things

家に合わせて買えない。今の家に合うもの買っても次の家に合うか分からない。オーバーサイズにならないよう標準的なものを選びます。可動式のラックとかニトリの収納ボックスを多用してます。
あと、カゴ収納がオススメ。引っ越しのときにカゴごとダンボールに詰めればOK!!楽チンですね。

Good Things

う~ん・・・良いところはあるんだろうか・・・。あっそうだ、引っ越しのときに強制的に掃除できるのはいいことかな??あと引っ越しの際に持ち物の見直しができるので、「断捨離」できることもいいことかも。最近は次の引っ越しに向けて、メルカリにはまってます♬意外と出てくるタンスの肥やし。

人付き合いについて

Bad Things

せっかく仲良くなったひとがいても、遠くない将来ここを離れるんだなって思うと今すでに寂しい

Good Things

本当の友だちだけが残る。出会いに感謝しちゃう。(今まで感謝してなかったわけでは決してない。)

体調・精神面について

Bad Things

知らないうちにストレスが溜まってました。気を付けてほしいです。私は体調崩しました。仕事が思いのほか大変で、家と職場の往復+毎日の家事であんまり立ち止まって考えることもなく突っ走ったせいです、あくまで自己管理。だけど、これから転妻になる方は、知らない土地で過ごすことって、知らず知らずにストレスになってることもあるので、自分の体調の変化には気付いてあげてほしいです。
転妻ではじめのうち体調崩したひと、結構まわりにもいるんです。体にくるひと、精神的に参っちゃうひと、いろいろあるみたいだけど、早く気付いてあげることが大切かな。転妻の旦那さまたちにも、知っててほしいです。旦那さまは職場が変わってお仕事めちゃめちゃ大変だろうし、気が回らないっす、それどころじゃねぇっす、って状況もよくよくわかるし、転妻も家のこと(引っ越しの後片付けや役所の手続き、平常の生活に早く戻す家庭内の環境づくりなどなど)、旦那さまに負担かけないよう頑張ったりします。そこには人知れぬ苦労があります
会社というくくりの中で移動した先にある新天地と、身近な社会とのつながりがまったくの白紙から始まる新天地、少し感覚が違う部分もあるかもしれません。

ま、そんなにおおげさに考えなくてもいいや〜っていうおおらかな気持ちでいることが、いちばんいいような気がしますけどね。どっちやねん。

Good Things

この土地では誰も私のことなんてよく知らないんだな~と開き直ってみると、ある意味楽です。何事も、ここで起こったBad Thingsはあと数年の辛抱だ~!!って気楽に考えられます。抱え込む必要なし♬悩むときは悩むんですけどね。ふと視点を変えるとけっこう楽。

まとめ

以上、私の感じた良かったこと大変だったことでした。また数年後に同じテーマで書いたら、違ってくるのかな~??ライフステージの変化とともに悩みも変わってくるかと思うけど、大変なことの裏にはきっと良いこともあるんだと、この生活の醍醐味を見つけながら楽しみたいものです。